職種のマッチ・業種のミスマッチ

 求職者が転職先を探す場合、まず媒体を探しますが、その媒体は様々、ハローワークであったり、雑誌であったり、近年はインターネットで職探しをする方も多いかと思います。そのいずれもまず職種で仕事を探す場合が多いのではないでしょうか?

 

 もちろん職種が入口であることは否めません、自分のそれまでの職歴、スキルを活かす上でも、職種から仕事を探すことは転職への近道とも言えます。但し、いつでも自分の求める求人があるとは限らないのが転職。そこで何かを妥協しがちです。

 

 実はここに落とし穴があります。給料、社会保障などの待遇、勤務地、そして業種。一見、「職種」さえ合えば自分のスキルを活かせるだろうと思い、重要視しない「業種」ですが、意外とこれが後々影響してくることがあるのです。

 

 転職を考える女性Aさんがいました。この方は20代半ば、お堅い老舗メーカーで事務をしていた方でした。結婚に伴う転居で数年勤めていたメーカーを退社し、新天地での求職でした。Aさんは事務を希望しており、職種にはそれほどこだわりがないとのことで、ほどなくしてベンチャー系の人材紹介会社での事務が決まりました。

 

 その会社はそれまで勤めていた会社よりずっと平均年齢も若く、離職率も高く、そして社員数も少ない会社でした。そして人材を扱う仕事、これまで物づくりをする、ある意味古い体質の企業に勤めていたAさんにはカルチャーショックの連続でした。年功序列のような企業に勤めていたAさんには、毎日がサバイバルのようなベンチャー体質の企業は合わなかったのです。そして3ヶ月、彼女は改めて転職活動をし、元々勤めていたような日系メーカーに再転職しました。

 

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 このように、職種だけでなく、業種、企業体質を見極めることも非常に重要です。転職してからこんなはずではなかった、ということにならないよう自分の体質をまずはよく考えてみましょう。